助産師のBIOです。
助産師としてお伝えしたいことをいろいろ書いていきたいと思います。

前回の引き続き(病気の予防効果)と免疫反応の増強についてです。

1. 病気の予防効果についてです。

7)小児がんの抑制について
母乳中の主要なたんぱくのαラクトアルブミンは、児の消化管で消化され、HAMLETとなります。このHAMLETとは、正常細胞を攻撃することはなく、ガン細胞だけを細胞死させます。新生児期から母乳栄養にすることで潜在的に悪性の細胞の集団を減らし、将来的に腫瘍形成が減少すると推測されています。
Davisは、9つの対照研究を検討し、母乳を全く飲んでいない児や短期間のみの母乳栄養児は、ホジキン病になるリスクが高いことを報告しています。
ホジキン病はリンパ組織系のがんです。

その他
・より長期間の母乳育児で悪性リンパ腫の発症リスクが低下する。
・6ヶ月以上の母乳育児では急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病の発症率が低下する。
・母乳育児率が50%から100%になると急性白血病やリンパ腫は最大で5%減少する。
・6ヶ月以上の母乳育児は急性非リンパ性白血病、ホジキン病、非ホジキン病リンパ腫のリスクを低下させる。

2. 免疫反応の増強(予防接種効果の増強)
母乳育児は児のワクチン抗原に対する免疫反応を高めます。つまり、予防接種の効果が高まると言うことです。この効果は母乳育児を中止した後もみられることから、母乳を通して受動的に獲得しただけでなく、能動的な免疫能が高まるものと考えられています。

参考書籍:よくわる母乳育児 へるす出版

次回は、死亡率の低下についてです。お楽しみに
マゼンダハートサポートは複合型産後サポート滞在施設の創設を目指しています。

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